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仲代さんの熱演に敬礼!=無名塾「ドン・キホーテ」公演
文化功労賞を受けた仲代達矢さんの「ドン・キホーテ」を東京芸術劇場で観てきました。
75歳を迎えたとは思えない熱演に、圧倒されっぱなしの2時間ー。
仙台公演は4月上旬に予定されているようです。(MAK)
●会場の東京芸術劇場はJR池袋駅の西口、東急デパートの裏手に威容を誇っていました。
地下4階、地上10階、延べ面積は5万平方メートルに及ぶとかー。
平成2年の開館というのに、池袋のあのスラム地域(失礼!)にこんな立派な文化施設が出来ていたとは、ちっとも知りませんでした。

入り口正面には公園広場もつくられています。

左手のエスカレーターで上った2階フロアの中ホール
(841席)が今回の会場でした。

エントランスホールには、仲代さんに宛てた
たくさんの生花が飾りつけられていました。
●”誰でも知っているが、本当はよく知らないという不思議な小説”、という演出の丹野郁弓さん。
ミュージカル「ラ・マンチャの男」は有名ですが、2時間の芝居にまとめるのは大変だったのでしょうね。
出ずっぱりでしゃべり動き回る主役仲代さんはなおのこと、まさに超人的な大活躍です。

開幕の合図とともに登場するのは三輪自転車の
ロシナンテとロバにまたがった主従の二人。
(ここで早くも笑い声が・・・・)

槍をかまえた騎士ドン・キホーテは、悪魔の巨人
(風車)に向かって果敢に突撃します。

騎士にとってなくてはならない”想い姫”ドルシネーア
(実は物売りの田舎娘)に愛を告げるキホーテ。

突拍子もない行動で衆人の笑い者となったドン・キホーテも
最後は正気に返って、人生のはかなさを説きます。
(会場がシュンとしずまりかえる最後のシーン)
●去年の9月、無名塾草創の地能登の演劇堂で幕を開けてから北陸、九州各地を回ってすでに3ヶ月余。
今後は東京からさらに東北に足を伸ばして4月の末まで、7ヶ月間56会場でのロングランをこなすその強大、不屈なエネルギーにはただただ畏れ、敬服するばかりです。

舞台に情熱を燃やす仲代達矢さんの近影。
●私ごとで恐縮ですが、いまから25年前、奥様の脚本家、隆 巴(りゅう ともえ=元俳優座女優)さんとご一緒に仙台に来ていただいたことがあります。
写真は、お二人の対談内容をまとめた河北新報夕刊の記事(エンドーチェーン創業30周年企画「日本の30人」シリーズ:昭和57年7月掲載)の切り抜きです。
●もみあげを長く伸ばした黒髪の仲代さん、当時50歳にしては若々しいですね。
<写真引用について>
ドン・キホーテの舞台写真と仲代さんの近影は、当日会場で購入した舞台カタログとリーフレットから転写させていただきました。
<仙台公演>
仙台演劇鑑賞会の主催で4月2~7日仙台市民会館(問い合わせTEL216-5566)、
8~9日仙台市イズミティ21(問い合わせTEL374-1180)と、カタログに記載されています。
「無名塾」のオフィシャルサイト
2008年01月09日 22:48 | パーマリンク |TOPページへ ▲上へ
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コメント (8)
若い連中、「ドン・キホーテ」なんて知っているのかな。
奇想天外をそのまま小説にしたようなセルバンテスの冒険ー。
息詰まる現代の閉塞感を打ち破るには格好の素材だね。
仲代達矢の全国周回の主役公演にも、ドン・キホーテ並みの勇気と執念を感じる。
Posted by: 吾朗 | 2008年01月13日 16:57
日時: : 2008年01月13日 16:57
ドン・キホーテは随分昔に読んだので演出家の丹野さんがいうように”知っているけど、良く知らない”仲間だと思います。この物語は、結局は”夢を追う”ことの哀歓を描くものなのでしょうか。
最後のシーンで人生を語るところがどのようにまとめられてれているのか、興味があります。
それにしても、仲代さんはいつまでもお若いですね。
Posted by: 巴流 | 2008年01月12日 11:05
日時: : 2008年01月12日 11:05
最近あまり観たいと思う芝居がなかったけど、仲代のドン・キホーテはぜひ行ってみたい。
正直いえば本から想像していた僕のキホーテ像はもっと貧相なか細い男なんだが、舞台にするならやはり仲代ほどの適役はいないだろうね。
彼の逞しい生きざまにも引かれる。
Posted by: 栄治 | 2008年01月11日 20:47
日時: : 2008年01月11日 20:47
もともと第一線を退いた初老の男の”夢追い物語”なんだそうだが、誰になんと言われようとひたすらに突き進むドン・キホーテを、75歳の老俳優がこれまたひたすらに演じるー。
われわれも「もう年だ」なんて老け込んではいられないね!
仲代達矢、若い頃は臭みもあったが、枯れてなおツヤのあるいい役者になった。
夢物語を引っさげ、75歳で全国を巡る、その意気に盛大な拍手を贈りたい。
Posted by: 呉山人 | 2008年01月11日 11:59
日時: : 2008年01月11日 11:59
エンドーチェーン主催の「日本の30人講演会」には私も何度か行きました。千宗室さん、黒川紀章さん、岡本太郎さんなど凄いメンバーでした。
仲代さんご夫妻の対談も印象に残っています。
奥さんは元俳優座のスター女優さんで仲代さんの先輩だった方ですが、結婚後脚本家、演出家に転向され、無名塾の創設も奥さんの陰の支えが大きかったように伺いました。
あれからもう25年にもなるのでしょうか。当時のこと、懐かしく思い出しました。
Posted by: 美波 | 2008年01月11日 10:33
日時: : 2008年01月11日 10:33
仲代さん、颯爽として素敵ですね。
ドン・キホーテは台詞が多くて覚えるのが大変だったと、テレビで話していらっしゃいました。
いい役者さんは年をとるにつれて、ますます磨きがかかって大きなお仕事をされ、本当に羨ましく思います。
Posted by: 碧 | 2008年01月10日 18:57
日時: : 2008年01月10日 18:57
池袋西口にモダンな芸術劇場とは!
50年も経っていることを考えれば、昔のままの方がおかしいに決まっているけど、やっぱり驚いてしまう。随分綺麗になったものだ。
仲代さんも年を取って”いい顔”になった。
もともと芸達者のイメージが強い人だが、すっかりアクが取れて大物の風格が漂ってきたね。
Posted by: G.M | 2008年01月10日 17:58
日時: : 2008年01月10日 17:58
ドン・キホーテを芝居にするのは本当に難しいと思う。もともとが夢想物語なのだからー。
三輪車のロシナンテなんていう奇抜な発想がなければ、とてもまとまらないだろうね。
しかし、芸の力とはいえ75にもなって7ヶ月も連続して半ば独演の大芝居を打って回る役者魂には驚いてしまう。
よくも体がいうことをきくもんだ。
Posted by: 秋人 | 2008年01月10日 16:07
日時: : 2008年01月10日 16:07